組織心理コンサルテーション

組織が抱える問題について、カウンセリング技術を応用した組織心理コンサルテーションによる、変革に向けたお手伝いをいたします。

  • 離職者が多く、その原因を解決できない。
  • 先代からの事業継承がうまく進まない。
  • 社内のガバナンスが崩れている。
  • 社員間の連携やコミュニケーションがうまく取れていない。

など、組織が抱える課題、不具合は、数えきれないほど存在します。それらは、業務の不効率化を招くなど、組織にとって様々な弊害を起こしかねません。
ケーアイピーピーでは、ニューヨークのウィリアム・アランソン・ホワイト精神分析研究所の組織プログラムで学んだ知識と技術をもとに、臨床心理士と中小企業診断士の知見を総合し、日本の企業、風土に合わせた、「組織心理コンサルテーション」を開発し、実践しています。

また、組織心理コンサルテーションの知識と技術を習得していただくために、組織心理コンサルテーションセミナーを実施しています。

組織心理コンサルテーションについて

組織心理コンサルテーションとは、組織の不具合を見立て、変革に向けた介入を行う技術で、組織の構造と人間関係に着目しながら改善を目指す取り組みです。ご相談内容について、組織と心理の観点から、改善のポイントを特定し、管理者に対する助言、従業員の研修を通して、改善に向けての支援を提供します。

【顧問】
川畑 直人
京都文教大学臨床心理学部教授、一般社団法人公認心理師養成機関連盟理事・事務局長
教育学博士、臨床心理士、公認心理師、WAWI精神分析家、同児童・青年心理療法家

申込方法

ご相談を希望される場合は、お問い合わせよりご連絡ください。

実施手順

第一段階
管理者、従業員から、集団または個別の聞き取りを実施し、改善ポイントを把握する。
 ↓
第二段階
管理者に向けて、組織心理的な課題を抽出し提示する。改善の方法について提案を行う。
 ↓
第三段階
管理者に対して継続的な助言と情報提供を行いながら、従業員に対する研修の企画を提示し、実施する。

特徴

取り組みは全てオーダーメイド
 どのような研修を組むにしても、その組織の歴史、風土、規模、専門性等を考慮に入れ、その組織に適した取り組み方を見つけます。

目的に応じた研修レベルの設定
 同じ研修内容でも、受講者のレベルや目標に応じて内容を変更します。例えば、会議活性化を目指す研修でも、新人教育と中堅職員の企画・発想力を強化する場合では、研修難度を変える必要があります。

継続的・長期的な組織変革
 一回きりのアリバイ作り的な研修ではなく、実質的な組織変革が進むように、研修は継続的・長期的にプランニングします。

内部人材の育成
 変革の推進や研修のプランニングの担当者に、組織心理コンサルテーションの知識と技術を身に付けていただき、変革を内部的に進められるよう支援いたします。

取組事例

《ある事業者からの悩み》
部署毎に専門分化が進み、たこつぼ状態になっており、連携やコミュニケーションに不具合が生じている。


取組事例①
 組織を診断するための基本概念BART(境界、権限、役割、課題)に関する講義を行ったうえで、職場を図像化することで、自分の部署の組織内の位置づけ、他部署との関係、自部署内の問題を意識化し、それについて取組を始められるようになることを狙う。

取組事例②
 上意下達の会議を改善し、参加者が活発に意見を言い合うようになるために、どのような工夫が必要かを解説。アクション水準(具体的な解決策)の話に流れがちな会議を、参加者それぞれの意見や、考え方、感じ方を共有できるような、アイデア水準の話し合いができるように、ファシリテーターの技術を高める。